『企業経営分析による合理的な投資を目指すブログ』

経営指標と株式指標を用いて、合理的な投資を行うことを目的としています。※この分析によって短期的及び、長期的に株価が増減することを予測するものではありません。また、この分析によって損失を被った場合でも当ブログでは責任を負いかねます。

ベネフィットジャパン

ベネフィットジャパン

 

【ビジネス】

MVNO事業

②契約加入取次事業

③天然水宅配事業

④その他事業(ハウスベンダー事業等)

 

主力となる事業は①のMVNO事業となっており、契約者数の増加とともに安定して収益を稼げるストック型企業です。また、自社ブランドの成長性を見込んでおり、契約加入取次事業を縮小しMVNO事業に経営資源を集中させています。

経営資源とはヒト・モノ・カネ のことです

ビジネス展開はローカル地域のSM等の催事場に出店するもので、後述する強みによって安定した成長を見せています。

 

【強み】

ストック型のビジネスモデルなので一度契約をしてもらえれば安定して収益を稼げる会社と言えます。その強みを下支えしているものは同社が掲げるコミュニケーションセールスです。創業以来20年を超える接客ノウハウが実績の裏付けとなっているので、他社との差別化に繋がっています。また、あえて競合の多い首都圏での展開を避けることで格安スマホを知らない世代を取り込む事に成功しています。

 

【弱み】

近年、格安スマホの認知度は高まっており、競争が激化することが予想されます。しかし、ベネフィットジャパンの強みは事業そのものではなく、接客ノウハウが根幹にあります。今後の予想はできませんが、事業を多角化する事によってその弱みを軽減することができると考えています。

 

【経営指標】

※参考 2017年3月期有価証券報告書より

 

売上高 4,189,947千円

売上総利益 2,554935千円

当期純利益 455,636千円

 

売上総利益率 61%

販管費率 73.3%

(内 賃金分配率16.9%)

営業利益率 16.3%

経常利益率 15.8%

利潤分配率 25%

 

経常利益率が営業利益率よりも低いのが気になりますが、利潤をしっかりと確保できているので問題ないと思います。

(それにしても賃金分配率は適正なのでしょうか)